日曜バザール
カシュガルの見どころの一つが日曜バザールである。宿の敷地内にある「Jhon's Cafe」からバザールの会場まで無料バスが出ているので,それを利用する。艾孜来堤路が吐曼河と交わる道路の周辺および橋の西側の地域がバザール・エリアになる。
バザールの店はすべて1日限りの露店である。日曜雑貨,肉や野菜などの生鮮食料品,動物,食べ物...,さすがは西域南道最大のバザールである。露店も多いが人出もすごい。幅20mほどもある艾孜来堤路が人と乗り物で溢れている。スリが稼ぎ場所にしているとのことなので要注意だ。
近郊の人々はロバ車でバザールにやってくる。川の土手に有料の駐ロバ場がありロバ君がずらっと並んでいる。昔なつかしいパッチン方式のネズミ採りがある。板の上にバネ付きの金具をセットし,ネズミがエサに食いつくと,押さえが外れバネの金具がネズミをバシッと挟み込む仕掛けである。
ペットか食料かは分からないが,猫や犬が売られている。ウイグルのおじさんがスイカを砕きほおばっている。写真を撮ると「まあ,ひとかけらを食べなさい」と差し出される。
ちょっと色のついた氷がロバ車の乗せられている。形も不揃いなので,これは冬場の氷を氷室に入れておいたものなのかもしれない。
ハミ瓜屋では大きなハミ瓜を買うと1元である。適当な大きさに切ってもらい,半分を僕がいただき,半分は周辺の人たちにおすそ分けする。
人々の顔立ちは非常に幅が広い。多くの民族の血が,この土地で混ざり合っていることが良く分かる。中には髪が栗色で,目が青く,肌の白い女の子もいる。
子どもたちは一様に写真大好きである。男の子は自分から撮ってくれと売り込みに来る。ともかく,絵になるものが多く,写真の枚数は多くなる。